【2026年版】ChatGPT・ClaudeでExcelマクロ(VBA)を自動生成する方法|プロンプト例・無料版と有料プランの比較・おすすめAI学習本

ExcelVBA

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「VBAを覚えたいけれど、コードを書くのが難しい」「やりたい作業はあるのに、書き方が分からない」という方は多いのではないでしょうか。そこで役立つのが、ChatGPTやClaudeなどの生成AIです。

この記事では、生成AIでExcelマクロ(VBA)を作る手順、失敗しにくいプロンプトの書き方、無料版と有料プランの違い、学習に役立つ書籍の選び方を解説します。AIが書いたコードをそのまま使うのではなく、自分で確認できるようになることを目標にします。

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生成AIでVBAマクロを作る基本の流れ

AIにマクロを作らせる流れは、次の4ステップです。

  1. やりたいことを具体的に文章にする
  2. AIにVBAコードを生成してもらう
  3. コードをテスト用のブックで試す
  4. エラーが出たら、エラー内容をAIに伝えて修正してもらう

大切なのは、いきなり本番のファイルで実行しないことです。マクロの実行は「元に戻す」ができないため、必ずコピーしたファイルで試してください。

失敗しにくいプロンプトの書き方

AIに依頼するときは、次の4つを伝えると意図どおりのコードが返ってきやすくなります。

  • 対象:シート名、データの開始セル、列の構成
  • 処理内容:何をどうしたいか
  • 出力先:結果をどこに出すか
  • 条件:Excelのバージョン、空白行の扱いなど

プロンプトの例

Excelマクロ(VBA)を作ってください。
・「売上」シートのA列に日付、B列に商品名、C列に金額が2行目から入っています
・商品名ごとの金額合計を「集計」シートのA列(商品名)、B列(合計)に出力してください
・Dictionaryを使い、最終行は自動で判定してください
・コードにはコメントを付けてください

「集計マクロを作って」だけでは、AIは列の構成を推測するしかありません。具体的に書くほど、修正の手間が減ります。

AIが生成したVBAコードの例

上のプロンプトで生成されるコードの一例です。

Sub 商品別集計()
    Dim wsSrc As Worksheet
    Dim wsDst As Worksheet
    Dim dict As Object
    Dim lastRow As Long
    Dim i As Long
    Dim key As Variant
    Dim r As Long

    Set wsSrc = ThisWorkbook.Worksheets("売上")
    Set wsDst = ThisWorkbook.Worksheets("集計")
    Set dict = CreateObject("Scripting.Dictionary")

    ' B列の最終行を取得
    lastRow = wsSrc.Cells(wsSrc.Rows.Count, "B").End(xlUp).Row

    ' 商品名ごとに金額を加算
    For i = 2 To lastRow
        key = wsSrc.Cells(i, "B").Value
        dict(key) = dict(key) + wsSrc.Cells(i, "C").Value
    Next i

    ' 集計シートに出力
    wsDst.Range("A2:B" & wsDst.Rows.Count).ClearContents
    r = 2
    For Each key In dict.Keys
        wsDst.Cells(r, "A").Value = key
        wsDst.Cells(r, "B").Value = dict(key)
        r = r + 1
    Next key
End Sub

コードの解説:Scripting.Dictionaryに商品名をキーとして金額を加算し、最後に「集計」シートへ書き出しています。End(xlUp)で最終行を取得するため、データが増えても対応できます。

AI生成コードを使うときの注意点

AIは便利ですが、間違ったコードを自信ありげに返すことがあります。次の点を必ず確認してください。

  • 存在しないメソッドやプロパティが使われていないか
  • シート名やセル範囲が実際のブックと合っているか
  • データを削除・上書きする処理が含まれていないか
  • 社内の機密データをAIに貼り付けていないか

特に最後の点は重要です。会社のデータをそのまま入力せず、ダミーデータに置き換えるか、社内のAI利用ルールを確認してから使いましょう。

無料版と有料プランの違い

主要な生成AIには、無料で使える範囲と有料プランがあります。内容や料金は変更されやすいため、最新情報は各公式サイトで必ず確認してください。

項目 無料版 有料プラン
利用回数 制限あり 多めに使える
高性能モデル 制限あり 利用しやすい
長いコードの生成 途中で止まることがある 比較的安定
向いている人 まず試したい人 毎日業務で使う人

まずは無料版で試し、制限が気になり始めたら有料プランを検討するのがおすすめです。

AIを使いこなすためにおすすめの学習本

AIにコードを書かせても、読んで理解できなければ修正できません。次の2タイプの本を1冊ずつ持っておくと安心です。

VBA入門書(コードを読む力をつける)

変数、繰り返し、条件分岐といった基本文法を押さえられる入門書がおすすめです。AIが書いたコードの意味が分かるようになります。

『改訂第3版 Excel VBA 本格入門』(大村あつし著)

2026年7月に発売された改訂版で、616ページの大ボリュームです。基礎から応用、業務の自動化、データ連携まで、VBAの技術を体系的に学べる構成になっています。

はじめてVBAに取り組む方から、中級者・上級者へステップアップしたい方までが対象です。AIが生成したコードを読み解くだけでなく、自分で手直しできる力まで身につけたい方に向いています。

『スラスラ読める Excel VBAふりがなプログラミング 増補改訂版』(リブロワークス著)

プログラムの読み方をすべて載せた「ふりがな方式」が特徴の入門書です。コードの一語一語に読み仮名がついているため、文法に不安がある初心者でも、1行ずつ意味を追いながら読み進められます。

増補改訂版では、複数ブックを操作する内容も追加されています。なお、2022年発売の本なので、最新のExcelの画面と細部が異なる場合があります。

生成AI活用の本(指示の出し方を学ぶ)

プロンプトの書き方や業務での活用例が載っている本は、AIから良い回答を引き出す助けになります。

『[最速入門]ChatGPTに任せる Excelマクロ&VBA』(大村あつし著)

2026年5月に発売された、272ページの入門書です。面倒なプログラミングはChatGPTなどのAIに任せる、という考え方で書かれています。

3ステップの構成で、最初はExcelの「マクロの記録」とChatGPTを組み合わせる方法から始まります。AIに対話しながら指示を出し、マクロを作るスキルを身につけたい方におすすめです。

『今すぐ使えるかんたんmini Excel マクロ&VBA 基本操作がこれ1冊でわかる本』(門脇香奈子著)

192ページのコンパクトな入門書です。第1章の「マクロを動かしてみよう」から始まり、マクロのしくみや準備、基本操作を順に学べます。Office 2024とMicrosoft 365の両方に対応しています。

主題はVBAの基本操作ですが、補足として、生成AIのCopilotにマクロを作ってもらう方法も解説されています。まずは薄い1冊でマクロの全体像をつかみたい方に向いています。

※書籍の内容は出版社の紹介情報をもとにしています。購入前に目次やサンプルで、お使いのExcelやAIサービスの画面と合っているかご確認ください。

まとめ

生成AIを使えば、VBAの知識が浅くてもマクロの作成に挑戦できます。ポイントは次の3つです。

  • プロンプトには対象・処理内容・出力先・条件を具体的に書く
  • 生成されたコードはテスト用ブックで必ず検証する
  • コードを読む力をつけるために入門書で基礎を学ぶ

AIと基礎学習を組み合わせて、業務の自動化を効率よく進めていきましょう。

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