Excel VBAを使って業務効率化を進めたいが、ツール全体の設計や作り込みまでは手が回らない。
マクロの簡単なコードは書けるけど、UserFormを使った入力画面やWebスクレイピングなど複雑な処理は難しい…
作ったとしても修正が必要になったときに大変…
そんな悩みを抱えている社内IT担当者・情シス担当の方は多いのではないでしょうか。
本記事では、VBAを理解しているIT担当者目線で、VBA外注の費用相場、発注先の選び方、失敗しない依頼方法、実際の事例を徹底解説します。
こんな状況なら「VBA外注」は十分アリ
- 簡単なVBAは書けるが、全体設計やUserForm作成が負担
- 業務部門から「便利なツール」を期待されている
- 属人化しない形でExcel業務を仕組み化したい
- 本来のIT業務(運用・管理・調整)に時間を割きたい
- 複雑な外部連携(Web API、データベース連携)が必要
- 短期間で高品質なツールを完成させたい
VBAを自作せずに外注に頼ることは、時間と品質のバランスを取る賢い選択です。
IT担当者として「全体最適」を考え、外注できる部分は専門家に任せましょう。
【2026年最新】VBA外注の費用相場を徹底解説
結論から言うと、VBA外注の費用相場は1万〜数十万円と幅広く、機能の複雑さや開発期間によって大きく変動します。
規模別の費用目安一覧表
| 規模 | 内容例 | 開発期間 | 相場目安 |
|---|---|---|---|
| 小規模 | ・単純集計(SUM、AVERAGE等) ・定型のコピペ作業 ・シート間のデータ転記 ・簡単なボタン設置 | 1〜3日 | 1万〜5万円 |
| 中規模 | ・複数シート統合 ・帳票出力(PDF化含む) ・入力チェック機能 ・CSVインポート・エクスポート ・条件分岐・ループ処理 | 3日〜2週間 | 5万〜20万円 |
| 大規模 | ・UserForm(入力画面) ・外部連携(Web API、DB接続) ・業務フロー全体の自動化 ・Outlookメール自動送信 ・複雑なエラー処理 ・保守マニュアル作成 | 2週間〜2ヶ月 | 20万〜50万円以上 |
ポイント:開発日数と機能の複雑さによって費用は大きく変動します。
特にUserForm(入力画面)や外部連携が入ると、費用は一気に跳ね上がります。
実際の見積もり事例(筆者の体験談)
実際に私自身もVBA外注を検討し、開発会社に相談したことがあります。
【依頼内容】
- 他システムのデータベースから特定の条件に該当するデータを抽出・集計
- 集計結果を表形式で表示
- エラー処理・保守マニュアル付き
【見積もり結果】
約60万円(開発期間:1.5ヶ月)
さすがに予算オーバーだったので見送りましたが、他システムと連携させたりUserformの作りこみなど、複雑な機能を含む場合、数十万円は覚悟が必要だと実感しました。
開発期間による費用の変動
VBA外注の費用は、エンジニアの単価×作業時間で決まることが多いです。
| エンジニアのスキル | 時給相場 | 1日(8時間)単価 |
|---|---|---|
| 初級(経験1〜2年) | 2,000〜3,000円 | 16,000〜24,000円 |
| 中級(経験3〜5年) | 3,000〜5,000円 | 24,000〜40,000円 |
| 上級(経験5年以上) | 5,000〜8,000円 | 40,000〜64,000円 |
例:中規模のツール開発(5日間)を中級エンジニアに依頼した場合
→ 24,000円 × 5日 = 120,000円
VBA外注先の種類と選び方【徹底比較】
VBA外注先は大きく分けて3つのパターンがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、最適な発注先を選びましょう。
①クラウドソーシング(フリーランス)
代表的なサービス:ココナラ、ランサーズ、クラウドワークス
【メリット】
- ✅ 費用が比較的安い(1万〜10万円が中心)
- ✅ 案件数が多く、相場感を掴みやすい
- ✅ 小規模・短期案件に向いている
- ✅ エンジニアのレビュー・評価を確認できる
【デメリット】
- ❌ エンジニアのスキルに個人差が大きい
- ❌ 納期遅れ・音信不通のリスクがある
- ❌ 保守・サポートが期待できない場合がある
- ❌ 仕様書作成や要件定義は自分で行う必要がある
【こんな人におすすめ】
- ✅ ある程度VBAの知識があり、仕様を説明できる人
- ✅ 小規模なツール開発(5万円以下)を考えている人
- ✅ 複数の提案を比較検討したい人
ココナラで「VBA」の検索結果ところ、このようになりました。
やはり比較的安価に感じますね。

②開発会社・制作会社
代表的な会社:bee-plus、セルネッツ、ウプシロンなど
【メリット】
- ✅ 高品質で安定した開発体制
- ✅ 要件定義・仕様書作成から対応可能
- ✅ 納期遵守・アフターサポートが充実
- ✅ 複数人体制で品質管理が行われる
- ✅ 社内稟議用の見積書・提案資料を作成してくれる
【デメリット】
- ❌ 費用が高め(最低20万円〜)
- ❌ 小規模案件は受けてもらえない場合がある
- ❌ 開発期間が長くなる傾向
【こんな人におすすめ】
- ✅ 大規模・複雑なツール開発を依頼したい人
- ✅ 品質と信頼性を最優先したい人
- ✅ 社内稟議を通す必要がある人
- ✅ 長期的な保守・サポートが必要な人
③仲介サービス(マッチングサービス)
代表的なサービス:EMEAO!、発注ナビなど
【メリット】
- ✅ 専門スタッフが要件をヒアリングしてくれる
- ✅ 複数の開発会社を一括比較できる
- ✅ 自分で探す手間が省ける
- ✅ 相談は無料
【デメリット】
- ❌ 紹介される会社の質にばらつきがある
- ❌ 小規模案件(5万円以下)は対応不可の場合が多い
【こんな人におすすめ】
- ✅ どの開発会社に依頼すべきか分からない人
- ✅ 複数の見積もりを比較したい人
- ✅ 要件定義から相談したい人
【比較表】外注先の選び方マトリクス
| 項目 | クラウドソーシング | 開発会社 | 仲介サービス |
|---|---|---|---|
| 費用 | ⭐⭐⭐⭐⭐(安い) | ⭐⭐☆☆☆(高い) | ⭐⭐⭐☆☆(中〜高) |
| 品質 | ⭐⭐⭐☆☆(個人差大) | ⭐⭐⭐⭐⭐(安定) | ⭐⭐⭐⭐☆(比較可能) |
| 納期 | ⭐⭐⭐☆☆(個人差大) | ⭐⭐⭐⭐⭐(遵守) | ⭐⭐⭐⭐☆(安定) |
| サポート | ⭐⭐☆☆☆(期待薄) | ⭐⭐⭐⭐⭐(充実) | ⭐⭐⭐⭐☆(会社次第) |
| 小規模案件 | ⭐⭐⭐⭐⭐(得意) | ⭐⭐☆☆☆(不向き) | ⭐⭐☆☆☆(不向き) |
| 大規模案件 | ⭐⭐☆☆☆(リスク大) | ⭐⭐⭐⭐⭐(安心) | ⭐⭐⭐⭐⭐(最適) |
結論:
・5万円以下の小規模案件 → クラウドソーシング
・20万円以上の大規模案件 → 開発会社
・どこに依頼すべきか分からない → 仲介サービス
外注で失敗しないためのチェックリスト【IT担当者必見】
契約前に確認すべき5つのポイント
【チェックリスト】
| 確認項目 | 詳細 |
|---|---|
| ①例外処理(エラー時の動き) | ・想定外の入力値が来た場合の処理 ・ファイルが存在しない場合の処理 ・エラーメッセージの表示方法 |
| ②納品後のサポート | ・不具合発生時の対応期間(1ヶ月無料等) ・修正対応の有無と費用 ・問い合わせ方法(メール・チャット) |
| ③仕様書・マニュアル | ・機能仕様書の納品有無 ・操作マニュアルの有無 ・コード内のコメント記述 |
| ④修正可能なコード構成 | ・変数名・関数名が分かりやすいか ・処理が細かく分割されているか ・自分で修正できる構成か |
| ⑤納期と支払い条件 | ・納期の明確化(何日後に納品か) ・支払いタイミング(前払い・後払い・分割) ・納期遅延時のペナルティ |
ポイント:「自分が引き継ぐ前提」でチェックするのが、IT担当者視点では重要です。
よくある失敗事例とその対策
【失敗事例①】納品後に音信不通になった
原因:クラウドソーシングでフリーランスに依頼したが、納品後に連絡が取れなくなった。
対策:
・契約前にサポート期間を明記する
・評価が高く、実績豊富なエンジニアを選ぶ
・重要な案件は開発会社に依頼する
【失敗事例②】エラー処理が一切なく、すぐに止まる
原因:想定外の入力値や空白セルでマクロがエラー停止してしまう。
対策:
・契約前に「エラー処理を含める」と明記する
・テスト環境で動作確認を徹底する
・納品前に異常系のテストを実施してもらう
【失敗事例③】コードが複雑で修正できない
原因:納品されたコードが複雑すぎて、自分で修正できない。
対策:
・「コメント付きで納品」を契約に含める
・変数名・関数名を分かりやすくするよう指示
・納品前にコードレビューを実施する
おすすめのVBA外注先・相談サービス
①ココナラ(クラウドソーシング)
特徴:クラウドソーシング大手で、VBA案件が5,000件以上
メリット:
✅ 費用が安い(数千円〜数万円)
✅ 案件数が多く、比較しやすい
✅ レビュー・評価で信頼性を確認できる
デメリット:
❌ エンジニアのスキルに個人差が大きい
❌ 大規模案件には不向き
②bee-plus(Excel専門開発会社)
特徴:Excelシステム開発を専門とする開発会社
メリット:
✅ Excel/VBAに特化した高い専門性
✅ 要件定義から保守まで一貫対応
✅ 無料相談が可能
デメリット:
❌ 費用は高め(最低20万円〜)
❌ 小規模案件は不向き

③EMEAO!(業者マッチングサービス)
特徴:専門スタッフが要件をヒアリングし、最適な開発会社を紹介
メリット:
✅ 複数の開発会社を一括比較できる
✅ 専門スタッフが要件整理をサポート
✅ 相談は無料
デメリット:
❌ 小規模案件(5万円以下)は対応不可
実務でのVBA外注活用例
【活用例①】営業日報の自動集計ツール
課題:各営業担当が個別にExcelで日報を作成し、手作業で集計していた。
解決策:VBA外注で、複数ファイルから自動集計するツールを作成。
効果:月末の集計作業が5時間→10分に短縮。
【活用例②】在庫管理システムの自動化
課題:倉庫の在庫データをExcelで管理しているが、手入力ミスが多発。
解決策:UserFormで入力画面を作成し、エラーチェック機能を実装。
効果:入力ミスが80%削減、在庫管理の精度が向上。
【活用例③】請求書の自動作成ツール
課題:毎月100件以上の請求書を手作業で作成していた。
解決策:Excelデータから自動で請求書PDFを生成するマクロを作成。
効果:請求書作成時間が10時間→1時間に短縮。
VBA外注のよくある質問(FAQ)
Q1. 相場より安い見積もりは危険ですか?
A. 安すぎる場合は要注意です。
エラー処理が不十分、納品後のサポートなし、コードの品質が低いなどのリスクがあります。
目安として、相場の50%以下の見積もりは慎重に判断しましょう。
Q2. 納期はどれくらいかかりますか?
A. 規模によって異なります。
・小規模(単純集計):1〜3日
・中規模(複数シート統合):3日〜2週間
・大規模(UserForm・外部連携):2週間〜2ヶ月
Q3. 契約書は必要ですか?
A. 10万円以上の案件は必須です。
・納期・納品物・費用・サポート期間を明記
・トラブル時の対応方法を事前に決めておく
・クラウドソーシングでも契約書を作成することを推奨
Q4. 途中でキャンセルできますか?
A. 契約内容次第ですが、通常は既に発生した作業分の費用は支払う必要があります。
契約前に「キャンセルポリシー」を確認しましょう。
Q5. 外注したツールは社内で修正できますか?
A. コードの構成次第です。
・契約時に「コメント付きで納品」を指定
・変数名・関数名を分かりやすくするよう依頼
・納品前にコードレビューを実施する
Q6. 複数の外注先に同時に依頼してもいいですか?
A. 見積もり段階なら問題ありません。
ただし、契約後に他の外注先に依頼するのはNGです。
契約前に複数の提案を比較検討するのがベストです。
Q7. フリーランスと開発会社、どちらがおすすめですか?
A. 案件規模で判断しましょう。
・5万円以下の小規模案件 → フリーランス(クラウドソーシング)
・20万円以上の大規模案件 → 開発会社
・品質と納期を最優先 → 開発会社
Q8. VBA外注の相場はなぜ幅が広いのですか?
A. 以下の要因で費用が大きく変動します。
・機能の複雑さ(単純集計 vs UserForm)
・開発期間(1日 vs 2ヶ月)
・エンジニアのスキル(初級 vs 上級)
・サポートの有無(納品のみ vs 保守付き)
まとめ|VBA外注はIT担当者の「時間」を守る手段
- ✅ VBA外注の相場は1万〜数十万円(規模・複雑さによる)
- ✅ 小規模案件(5万円以下)はクラウドソーシングが最適
- ✅ 大規模案件(20万円以上)は開発会社が安心
- ✅ 契約前にエラー処理・サポート・マニュアルを確認
- ✅ IT担当者が仕様を整理できれば成功率は高い
- ✅ まずは無料相談・見積もり比較から始めるのが安全
VBAを「全部自分で抱え込まない」ことは、怠慢ではありません。
IT担当者として全体最適を考える賢い判断です。
外注を活用して、本来のIT業務に集中しましょう!
▼ おすすめの外注先をもう一度チェック
・ココナラ(小規模案件向け)
・bee-plus(中規模~大規模案件向け)

・EMEAO!(業者マッチングサービス)

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